熊本市電9700形


トミーテック 鉄道コレクション
塗り替え
1次車(9701号)
 言わずと知れた日本初の超低床ノンステップ路面電車。トミーテックの鉄道コレクションシリーズで発売されました。馴染みのある電車なので発売後にすぐ入手しましたが、顔がなんだか似ていない。ライトのあたりの表現が変。それから、1次車は現在の姿を再現しているため、側面のグラデーション塗装が登場時とは異なる。登場時の姿の方が好みなので塗り直すことにした。
ただ、塗り直しして製品の塗装より汚くなっては意味が無いので、できるだけ綺麗な仕上がりになるように塗装を行った。


左が製品、右が塗り替え。側面のグラデーションはエアブラシで塗装。黒いラインはデカールを製作して貼り付け。
イメージを崩していたライトは裏からシルバー・赤・黒で塗装するととても良くなります。たぶん塗装を前提として設計されてるのではないかと。色を塗ると手前にライトカバーがあって、奥に灯具が入っている感じになります。
2次車(9702号・9703号)
 増備車です。鉄道コレクションの製品化は1次車9701号と3次車9704号なので、2次車はハブられる形になってしまいました。2次車は側面が真っ白で味気ない姿をしているので、製品化しても売りにくいんじゃないかと。2次車は1次車に準じた装備になっており室内が多少手を加えられてる程度なので、模型は1次車を塗り替えることで作れます。
側面サボ横に付いてる四角い蓋は2次車以降は無くなっているため埋めます。
3次車(9704号・9705号)
 3次車は搭載機器の国産化が進められ、屋上機器の形状や配置が全く異なっています。現在も生産が続く新潟トランシスのLRV(ポートラムや熊本市電0800形等の新型)と同様の機器配置です。1次車・2次車では運転席用クーラーと客室用クーラーを積んでいた(1編成で4個もクーラーが付いてる)のですが、3次車ではクーラーが1機ずつ(1編成で2個)になっています。ヨーロッパ仕様では運転席クーラーが付いていて、客室用クーラーはオプションになってるためだそうで、それに準じて製造した1次車と2次車もそうなってるわけです。
製品は1次車の車体を流用しているため、無いはずの側面サボの横にある蓋がモールドされています。2次車と同様に埋めます。

3次車の方向幕は「教習車」です。色換えで製品化されるだろうと思うので、あえてネタ方向幕を選びました。
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